蛾と蝶は、どちらも昆虫の仲間で、鱗翅目(りんしもく)に分類されます。しかし、蛾と蝶には、以下のようないくつかの違いがあります。
・羽の形状
蛾の羽は、前翅と後翅がつながっていないのが特徴です。一方、蝶の羽は、前翅と後翅がつながっています。そのため、蛾は、羽を閉じたときに、V字型になります。一方、蝶は、羽を閉じたときに、円形になります。
・触角の形状
蛾の触角は、先端が房状になっているのが特徴です。一方、蝶の触角は、先端が棍棒状になっているのが特徴です。
・休むときの姿勢
蛾は、休むときに、羽を下にして広げて休むのが特徴です。一方、蝶は、休むときに、羽を上に折りたたんで休むのが特徴です。
・生態
蛾は、夜行性のものが多いのが特徴です。一方、蝶は、昼行性のものが多いのが特徴です。
・種類
蛾は、世界中に約15万種が生息しているといわれています。一方、蝶は、世界中に約10万種が生息しているといわれています。
以下に、蛾と蝶の違いをまとめます。
羽の形状
蛾 前翅と後翅がつながっていない
蝶 前翅と後翅がつながっている
触角の形状
蛾 先端が房状
蝶 先端が棍棒状
休むときの姿勢
蛾 羽を下にして広げる
蝶 羽を上に折りたたむ
生態
蛾 夜行性が多い
蝶 昼行性が多い
種類
蛾 約15万種
蝶 約10万種
なお、蛾と蝶の分類は、近年、DNAの研究によって、さらに細分化されています。
蛾と蝶の話